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朝鮮料理店・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち

編著:高麗博物館朝鮮女性史研究会

紙版

内容紹介

歴史から消されたもうひとつの「慰安所」に光をあてる。
北海道から九州に至るまでの現地調査にもとづいた共同研究。

目次

寄 稿 植民地遊廓と朝鮮の女性たち―日本の近代公娼制の朝鮮移植と日本への還流―(金 富子)

第一章 植民地朝鮮の女性たち 
植民地支配と朝鮮農村女性(樋口雄一) 
植民地朝鮮の農村女性を接客女性に押しやった貧困と差別(永津悦子) 
 
第二章 朝鮮料理店・産業「慰安所」とは何か 
朝鮮料理店・産業「慰安所」Q&A (佐藤悠子)  
日本に渡ってきた朝鮮の女性たち―北海道を中心にして―(大場小夜子) 
日本のほとんどの地域に朝鮮人の芸娼妓酌婦がいた―在日朝鮮人を詳査した一九四〇年国勢調査をみる―(梁 裕河)
国が要請した産業「慰安所」(梁 裕河) 
 
第三章 北海道から九州までの産業「慰安所」現地調査 
朝鮮人女性のいた産業「慰安所」MAP一覧 
産業「慰安所」を可能にした北海道の状況について―朝鮮人産業「慰安婦」の姿を追う―( 渡辺泰子) 
三菱鉱業細倉鉱山・朝鮮人経営の産業「慰安所」―望郷と逃亡の狭間―(平野由貴子) 
常磐炭鉱の「売春宿」=産業「慰安所」(渡辺泰子)
松代大本営と産業「慰安所」―アリランの心悲しい歌声― (平野由貴子) 
戦争末期、朝鮮の統営から連れてこられた女性たち―奈良県「柳本飛行場」―(大場小夜子) 
鳥取県庁斡旋の産業「慰安所」 ―公文書からみた朝鮮人酌婦たち―(渡辺泰子) 
福岡・筑豊地方の炭鉱(ヤマ)に残る接客店あと(梁 裕河) 
海底炭鉱の三菱崎戸・高島・端島(軍艦島)炭鉱と産業「慰安所」(渡辺泰子・大場小夜子/協力 小川チヅ子) 

ISBN:9784784511532
出版社:社会評論社
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF