日韓記者・市民セミナー ブックレット 1
特集 日韓現代史の照点を読む
編:裵 哲恩
紙版
内容紹介
多様性と多文化共生を認め合う時代に、埋もれさせてはならない現代史の真実がある。
それを闇に封じる限り、日韓の壁は越え難く、レイシズムの熱がくり返し引き起こされる。
関東大震災朝鮮人虐殺、朝鮮人特攻隊員の存在と慰霊、在日朝鮮人帰国事業の歴史評価──。
コロナ禍時代、SNSによるデマ拡散に、虚偽報道と虐殺の歴史がよぎる中、冷え切った日韓・北朝鮮問題の深淵を探り、日韓現代史の照点に迫るブックレット。
「この三つのテーマは、学校できちんと教えられていないために多くの方は聞いたこともないかもしれません。しかし、虐殺された朝鮮人への追悼文を拒否する都知事が現れたり、朝鮮人特攻隊員犠牲者の追悼がきちんとなされなかったり、「帰国者」が脱北して日本で北当局を訴えるなど、それらは今も続く歴史です。」編集・発行人 裵哲恩
目次
第Ⅰ講
関東大震災朝鮮人虐殺否定論はトリックである
加藤直樹(作家)
第Ⅱ講
日本の特攻隊員として死んだ朝鮮兵士への慰霊
黒田福美(女優)
第Ⅲ講
在日朝鮮人の北朝鮮への帰国事業60周年を迎えての検証
菊池嘉晃(ジャーナリスト)