雪のくに 移住日記
ブナの森辺に暮らす
著:星野秀樹
紙版
内容紹介
雪と森、そして森辺の暮らしに惹かれて、写真家家族5人が移住したのは、毎冬の積雪が4メートルにも及ぶ“超”豪雪で知られる村だった―。
移住の決め手は?雪と森に直結する里山の生活とは?
周囲の人との濃いつながりや、地方暮らしに欠かせない子供たちの送迎事情など、住んでみなければ分からない「雪の国」移住のあれこれを綴ったフォトエッセイ。
ヤマケイオンラインで2020年2月~23年3月に連載された「ずくなし暮らし 北信州の山辺から」の単行本化。
目次
prologue 雪のくに
おらほの村、羽広山/森に惹かれ、里に出会う
第1章 春
雪国の春/野良スキー、消えゆく雪を惜しみつつ/雪国に春を告げるマンサクの花/
新緑の森/村の共同作業「道普請」/山菜とソウルフード/小さくて大きい鍋倉山/老木が倒れても、繋がっていく森の未来
第2章 夏
賑やかな木/森が包むやさしい雨/森でクマが教えてくれたこと/ずくなしの畑仕事
/羽広山消防団、出動せよ/暮らしに欠かせない山の水/里で出会うケモノたち/森で1人、夜を明かす/小さな村の、小さな祭り
第3章 秋
集めて、切って、乾かして―薪を備える/雪国飯山は、酒の国/森で輝くキノコの季節/紅葉の匂い/冬を前にやってくる、招かれざる客/「冬の匂い」に急かされる、冬支度の季節/何もない森
第4章 冬
根雪になる頃/雪国の火祭り/大雪が来る!/白い凶暴な森/雪とともにある生活。 冬の送迎/雪国の子はスキーを履いて生まれてくる/雪山探検へ
epilogue 雪のくにから
大人の移住、子供の移住/森と里をつなぐもの
column
01「ふるさとの実家」を買う。/02鍋倉山へ登ってみよう。/03田舎に暮らす。人と暮らす。/04加藤則芳氏と信越トレイル。