詩の顔、詩のからだ
著:阿部 嘉昭
紙版
内容紹介
顔をうばわれた身体だけが、すこし離れた位置に局在化し、「それがあるいている」。(…)そうだ、詩作のさだめとして―「詩の顔」はきえてゆく。だれかの身体だけがのこる。
(「放心」)
「すくなさが書く」とはどういうことか―。詩の現在に一石を投じた『換喩詩学』『詩と減喩』に次ぐ、詩論集第3弾。「現代詩手帖」2016年の詩書月評など、詩のフィールドを賦活させる最新批評。