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詩の顔、詩のからだ

著:阿部 嘉昭

紙版

内容紹介

顔をうばわれた身体だけが、すこし離れた位置に局在化し、「それがあるいている」。(…)そうだ、詩作のさだめとして―「詩の顔」はきえてゆく。だれかの身体だけがのこる。
(「放心」)

「すくなさが書く」とはどういうことか―。詩の現在に一石を投じた『換喩詩学』『詩と減喩』に次ぐ、詩論集第3弾。「現代詩手帖」2016年の詩書月評など、詩のフィールドを賦活させる最新批評。

著者略歴

著:阿部 嘉昭
1958年東京生まれ、現在札幌市在住。
評論家。北海道大学文学部准教授、映画・サブカルチャー研究、詩歌論。
詩集に『昨日知った、あらゆる声で』(書肆山田)、『頬杖のつきかた』(思潮社)、『石のくずれ』(ミッドナイト・プレス)など。
詩論集に『換喩詩学』、『詩と減喩』(以上思潮社)。

ISBN:9784783738138
出版社:思潮社
判型:A5
ページ数:365ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ