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無人駅 完結

著:川上 明日夫

紙版

内容紹介

喫茶店の一隅にひっそり身をおいて さてと 途方が ゆっくり首をもたげている (「喫茶店の一隅に」)

魂 おしずかに
「雲の溜息だけが一人 ゆれている/あのほとり/改札をすませた おひとの消息が/そっと」(「雨、鶸が鳴いている」)。いま、立っているその場所が駅。魂の水分の匂いが残る、一本の蝋燭のような秋はさびしい―。北陸の風土を背景に、「木立ち」抒情派の詩人が紡ぐ、そぼ降る声霊の草迷宮。
装画=佐中由紀枝

著者略歴

著:川上 明日夫
1940年 満州国間島省延吉市生まれ
詩誌「木立ち」編集人、「歴程」同人
日本文藝家協会、日本現代詩人会、日本詩人クラブ、中日詩人会、福井県ふるさと詩人クラブ各会員
日本現代詩歌文学館評議員、大阪文学学校講師

ISBN:9784783736592
出版社:思潮社
判型:A5
ページ数:76ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ