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夕焼け売り 完結

著:齋藤 貢

紙版

内容紹介

こんなにも背後の夕焼けは美しいのに
ここにも、そこにも/たおやかな夕日が地に照り映えているのに。
呪われた火で/今も、ふるさとは燃えている。
(「火について」)

「彼は不思議な虚心をもって人や物や出来事をあるがままに迎え入れる。その凝視の底からある沈黙のしみとおったことばが身を起こすのである」(粟津則雄)。
震災後の福島の悲惨を、詩人はしずかに見つめてきた。人としての自然を奪われた理不尽な現実に抗う、魂の声24篇。
装画=宮崎進

著者略歴

著:齋藤 貢
1954年、福島県生まれ。
詩集に『魚の孵る日』(1978年、国文社)、『奇妙な容器』(1987年、詩学社)、『蜜月前後』(1999年)、『モルダウから山振まで』(2005年)、『竜宮岬』(2010年)、『汝は、塵なれば』(2013年、以上思潮社)

ISBN:9784783736332
出版社:思潮社
判型:A5
ページ数:117ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ