夢の端っこ
著:松川 紀代
紙版
内容紹介
くだらんとはどんな町なのか/砂の吹くさびれた町の
笛の音が消えていくような
終点まで行ったことはないけれど昼間向かったくだら
「彼女独自の生成りの豊かな感覚をずっと大事に育ててきた人。一見おとなし気な人柄のお人だが、ぼくの好きな詩の「遠さ」と「深さ」の感覚の持ち主で、それが彼女の詩の核心だろう」(中江俊夫)。
夢とうつつ、時間と空間を自在に往還しながら、詩人の五感を通して浮かび上がるさまざまな情景を絵物語のように色彩鮮やかに描く8年ぶりの最新詩集。