保育と言葉
編著:石上 浩美
著:矢野 正
内容紹介
子どもの社会性の基盤となるのは言葉である。本書では、発達・教育心理学の基礎を確認しながら、最新の保育実践を多数紹介する。
目次
第1章 保育の基本と保育内容「言葉」
1 保育の基本とは
2 保育内容「言葉」とは
3 保育の基本内容「言葉」のねらい
4 保育内容「言葉」における保育者の役割
第2章 乳児期の言葉の発達
1 言葉の発達の概念と理論
2 乳児の言葉とは
3 親との関係性と言葉の発達
4 保育者との関係性と言葉の発達
第3章 幼児期の言葉の発達
1 幼児期の言葉の発達過程
2 幼児の言葉と身体表現
3 幼児の生活のなかにある言葉
4 幼児の遊びのなかにある言葉
第4章 自分の考えや思いを伝えるための言葉
1 子どもの知覚と言葉
2 相手に伝えるための言葉
3 相手の気持ちや思いを理解する言葉
第5章 体験と言葉
1 子どもにとっての体験
2 体験にともなう快・不快の感情と言葉
3 体験の共有と言葉
4 体験についての言葉による表現方法
第6章 保育内容「言葉」の指導計画と評価
1 保育の環境構成と保育内容「言葉」
2 保育の指導計画と保育内容「言葉」
3 保育の評価と保育内容「言葉」
第7章 保育内容「言葉」と保育実践(1)保育所
1 0歳から2歳児の場合
2 3歳から4歳児の場合
3 5歳から6歳児の場合
4 保育実践上の留意点
第8章 保育内容「言葉」と保育実践(2)幼稚園
1 3歳児の場合
2 4歳児の場合
3 5歳児の場合
4 保育実践上の留意点
第9章 発達障害のある子どもに対する「言葉」の支援
1 発達障害とは
2 発達障害をどのように理解するか
3 発達障害のある子どもに対する特別支援教育とは
4 保育所における「言葉」の支援実践事例
5 幼稚園における「言葉」の支援実践事例
6 小学校における「言葉」の支援実践事例
第10章 小学校における「言語活動の充実」実践
1 「言語活動の充実」とは
2 低学年の言語活動例
3 中学年の言語活動例
4 高学年の言語活動例
5 教育実践上の留意点
第11章 これからの幼児教育の課題と保育内容「言葉」
1 保育環境の現状
2 幼・保一体化に向けた取り組み
3 幼児教育と家庭とのつながり
4 幼児教育と地域・社会とのつながり
5 幼児教育の再構築
6 幼児教育から義務教育課程へのつながり
おわりに――豊かなことばと育てるために