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イースト新書

聖の社会学

著:勝桂子

紙版

内容紹介

「墓じまい」「寺院消滅」に揺れる現代日本人の精神のよりどころは何処にあるのか
生老病苦を解き、「なぜ生きる?」に応える
私心を捨てた現代の聖を探せ!
戦後復興による経済成長が一九八〇年代で終わりを告げ、バブル崩壊後の停滞期に入ると、平均的な家庭では、故人の供養のために払える原資が薄くなった。給与は上がらないのに、闘病や介護で資産は激減。子どもたちの教育にかかる金額も尋常でない。その結果が、家庭葬や直葬など、縮小化された葬儀であり、「寺離れ」「墓じまい」の大流行である。
昭和の慣習の礎を失った現代日本人がメンタルヘルスに問題を抱えていることも、葬儀や供養の簡略化・個人化と無関係ではない。多忙な現代社会において、生きる実感を取り戻し、「いかに生き、いかに死者を弔うべきか」を示唆する聖と出会うための処方箋!

ISBN:9784781650821
出版社:イースト・プレス
判型:新書
ページ数:328ページ
定価:907円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月11日