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さばの缶づめ、宇宙へいく

鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

著:小坂康之
著:林公代

紙版

内容紹介

「宇宙食、作れるんちゃう?」
はじまりは生徒の一言だった。
数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション!

地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた――。


「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。
でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」

2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介!
小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。

目次

プロローグ 「野口さん、サバ缶食べてますよ!」
1章 「この学校、潰れるで」
2章 「1億円はかかりますよ」
3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」
4章 「缶詰は宇宙に飛ばせない!?」
5章 「学校がなくなる!?」
6章 「何、夢を語ってるんだ」
7章 「5点満点の6点です」
8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」
9章 「鯖街道、月へ、未来へ」
エピローグ

著者略歴

著:小坂康之
小坂康之(こさか・やすゆき)
福井県立若狭高等学校海洋科学科教諭。博士(生物資源学)、通称へしこ博士。「楽しいから学ぶんだ!」をモットーに海の教育、探究的な学習に取り組む。今までに地域と連携した海の再生活動や地域食材を利用した商品開発など指導。福井県優秀教職員、授業名人。

林公代(はやし・きみよ)
福井県生まれ。神戸大学文学部英米文学科卒業。日本宇宙少年団の情報誌編集長を経てフリーライターに。宇宙・天文分野を中心に取材・執筆。NASA、ロシア、日本のロケット打ち上げ、ハワイ島や南米チリの望遠鏡など宇宙関連の取材歴は約30年。『星宙の飛行士』(油井亀美也宇宙飛行士と共著。実務教育出版)、『宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙時代」を生きる』(野口聡一宇宙飛行士、矢野顕子氏と共著。光文社)など、著書多数。本書では、企画・取材交渉・執筆を担当。

ISBN:9784781620428
出版社:イースト・プレス
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年01月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN