句集
金魚
著:阪西敦子
紙版
内容紹介
◆第一句集
ラガーらの目に一瞬の空戻る
稲畑汀子の言葉として「見るから観るへ」というのがある。これはただ眺めるだけではなく、その奥にある季題の本質を探ることが大切であるという意味だが、まさにそれを実践した素晴らしい作品群である。
(跋より・稲畑廣太郎)
◆句集より
人の上に花あり花の上に人
俎も菜箸もまた独活の香に
金魚揺れべつの金魚の現れし
香水を濃く幻に飽きやすく
松分けて来たる光は秋の海
秋祭ある沿線やすこし飲む
焼藷の大きな皮をはづしけり
寒卵片手に割つて街小さし
初鴉道うつとりと眺めをり
東京に友人多し絵双六
ISBN:9784781416427
。出版社:ふらんす堂
。判型:4-6
。価格:2800円(本体)
。発行年月日:2024年04月
。発売日:2024年04月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DCR。