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初桜

著:岡田 幸子

紙版

内容紹介

◆第一句集

烏瓜泣いてしまへば楽なのに

作品がしっかりとしているのは作者の持っている言葉が豊かだからである。そしてその表現も慣例にとらわれていないので安心して読むことができる。
(序・茨木和生)

◆自選十句
逃水を追ひて楼蘭まで行かむ
月光を掬ふ泰山木の花
小春とは薬師如来の手のごとし
芹薺七草の名の小テスト
幸せの色はと問はれしやぼん玉
蝮草好んで蛇にはなりませぬ
秋天をめがけ少年帽子投ぐ
教師とは見送る仕事鳥帰る
束ねても抱いてもさびし吾亦紅
たたなづく山いちやうに眠りをり

著者略歴

著:岡田 幸子
昭和三十一年 栃木県那須郡烏山町(現那須烏山市)生まれ
平成十一年  「運河」入会
平成十八年  「運河」同人
俳人協会会員
昭和五十九年より作新学院勤務

ISBN:9784781411873
出版社:ふらんす堂
判型:4-6
ページ数:167ページ
価格:2700円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ