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石蕗の花

著:大坂 茂子

紙版

内容紹介

◆第一句集

地吹雪を潜りて北の貎となる

「俳句は風土の詩」。
この句は風雪に耐えぬく北国の人間像をよく描いている。
(序より・小原啄葉)

◆自選十句
原罪の海より昇る初日の出
忘れ得ぬ忘却もあり春の海
春泥の津波のいろとなりにけり
桜満開人間誰か狂ひだす
葉桜やどのベンチにもホームレス
幾度も母抱きかかへ明易し
創世記のやうな空なる大夕焼
三陸の海に大きな盆の月
母住まぬ家に日当る石蕗の花
地吹雪を潜りて北の貌となる

著者略歴

著:大坂 茂子
昭和13年 岩手県二戸市生まれ
平成12年 「いわて社会保険センター俳句講座」入門
平成13年 「樹氷」入会
平成15年 「樹氷」同人
平成16年 岩手県俳人協会会員
平成22年 公益社団法人俳人協会会員
平成26年~平成29年 岩手県俳句連盟監事

ISBN:9784781411538
出版社:ふらんす堂
判型:4-6
ページ数:183ページ
価格:2700円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ