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ペリドット

著:山崎 彩

紙版

内容紹介

◆第一句集
夜の眼鏡かけ梟になつてをり

著者は伝統的な俳句の季語とはちがった、自分の新しい季節感を生み出している。それは従来の俳句の季語にはすべてとらわれない、自由奔放な季語の効果、その中に自分の身をどっぷりと置いている。
(序・石寒太)

◆自選十句
すずなすずしろノックしてゐる胎児
なにもいらないさくさくらちるさくら
去るものは追はず曼珠沙華曼珠沙華
到着の星は「リュウグウ」昼寝覚
ホーキング逝く星のしづくのペリドット
体幹ひづみ狐火の見ゆるなり
春の雷先逝くことを詫びらるる
人間の別れの儀式海雲吸ふ
黒板の「命」一文字吹雪きけり
人はみなひとりにもどりかいつぶり

著者略歴

著:山崎 彩
1940年 大阪生れ
2002年 「炎環」入会 石寒太に師事
2007年 「炎環」同人
2011年 合同句集『花冠』(炎環叢書シリーズ2)

ISBN:9784781411460
出版社:ふらんす堂
判型:4-6
価格:2600円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ