きつねうどんをたべるとき
著:山本 純子
紙版
内容紹介
◆新詩集
いいことがあったときにほうり投げるために帽子はある。そうなのか。そうだったのか。それならばこの詩集を読み終えたらまず何よりも、私は帽子を空高くへほうり投げよう。
(栞より・松下育男)
◆収録作品
いいことがあったとき
帽子をつかんで
空へ 思いっきり
ほうりあげる人がいる
喜びが
空のあのへんまで
わき上がっているんだ
と はっきり
目に見えるように
(「いいことがあったとき」より)