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けものの苗

著:竹岡 一郎

紙版

内容紹介

◆第三句集
なつかしいものは、いつだって惨たらしい。産土も人間も積み上がった惨たらしさを抱えて、だからこそ、その惨たらしさを焼き尽くし、なつかしさを遠く離れ、生き変わり死に変わりを超えて、立ちたい。
(あとがきより)

◆収録作品より
雷を獲るものが独歩を轟かす
きらきらと眼の並びをる夜店かな
はんざきが食むもののふの嚙み応へ
夕虹も腕もねぢられるためにあつた
水母は灯七歳までは神のうち
亀鳴くや保土ケ谷の灯の潤みやう
春待つや猫を交互に抱く男女

著者略歴

著:竹岡 一郎
昭和38年8月生まれ
平成4年 「鷹」入会
平成5年 鷹エッセイ賞
平成7年 鷹新人賞
平成19年 鷹俳句賞
平成26年 「攝津幸彦、その戦争詠の二重性」にて

第34回現代俳句評論賞
著書  句集『蜂の巣マシンガン』(平成23年、ふらんす堂)
句集『ふるさとのはつこひ』(平成27年、ふらんす堂)
鷹月光集同人 現代俳句協会会員 俳人協会会員

ISBN:9784781410661
出版社:ふらんす堂
判型:4-6
ページ数:211ページ
価格:2300円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ