ヨンとふたりで
詩集
著:立木 勲
紙版
内容紹介
◆第一詩集
異郷の妻との暮らし
ふたりをかすかによぎる日々の軋みに
言葉を添える
そこに柔らかな風が吹くと
人と人との境界が見えてくる
◆「本当はどこに」より
三十年の長さ僕らは共に働き
けれども今忘れられて生きている
僕らの名は今は無く
共に汗を流した仲間は
行方も知れない
目次
小さな足 8
黒い手袋のはなし 10
ひとりで 12
小さな祭壇 16
歌の日 18
雪に道を 20
おやすみ前のひととき 24
せつない日には 26
夜ばなし 28
僕は言葉を取り戻す 30
契約 32
懸け橋 36
コガネムシ 38
肩に乗って 40
平和な日 42
あなたは地球 44
僕とあなた 46
ふたりのうそ 50
ふたりの知っていること 54
本当はどこに 58
あとがき 64