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まじめに生きるって損ですか?

著:雨宮 まみ

紙版

内容紹介

◉鮮烈なデビュー作『女子をこじらせて』から5年。
対談集『だって、女子だもん!!』から4年。
雨宮まみが、今度は、崖っぷちに立つ女子たちの愚痴を真っ向から受け止めます。

彼氏ができないのは「努力が足りないから」だと言われ続け、「努力っていったい何なんだよ !?!?」と吐き出す20代後半の女性。

家事も子育て、さらには仕事も完璧にこなしているのに、夫から愛されない。「もう頑張れない」とつぶやく30代後半の女性。

小沢健二似の美しい元彼との恋愛でズタズタになっても、やっぱり「美しい人」に惹かれてしまう20代前半の女性。

努力、恋愛、見た目、生き方─ ─、20代、30代の女子たちが抱える人生の愚痴15編。

◉ウェブサイト「ココロニプロロ」の超人気連載、雨宮まみの「穴の底でお待ちしています」の書籍化。

目次

まえがき 愚痴から世界を見てみよう

第1章 努力してるのに報われないんです
 努力ってなんだよ!?
 前向きなシングルマザー
 「褒め屋」を検索した私
 誰よりも完璧な妻なのに愛されない

  【column】 やってらんない世の中で
  「努力」すればなんでもうまくいくなんて嘘、だけど。

第2章 恋愛したいのに、なぜできないんでしょう?
 小沢健二似の美しい元彼
 ヅカファンだけど彼氏も欲しい
 大人になる=処女喪失が怖い
 誰からも誕生日を祝ってもらえない

  【column】 やってらんない世の中で
  良い「絶対」と悪い「絶対」、どっちを信じますか?

第3章 見た目のことが苦しいんです
 私は可愛いのにディスられるのが耐えられない
 美人を使いこなせない
 おばさんとして生きていくことを受け入れられない

  【column】 やってらんない世の中で
  「私は私よ」って、どうしたら思えるんでしょう?

第4章 私の生き方、間違ってますか?
 ナルシストで武士道な女
 私という存在をなかったことにしてほしい
 底辺生活から抜け出せない私
 母にとって私は恥ずかしい娘

  【column】 やってらんない世の中で
  生きていくのって基本的にめんどくさいですよね。

あとがき 正しさで測れないグレーゾーンにあるのが「愚痴」

著者略歴

著:雨宮 まみ
【プロフィール】
雨宮まみ/ライター。女性性とうまく向き合えない生きづらさを書いた自伝的エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)で書籍デビュー。以後、エッセイを中心に書評などカルチャー系の分野でも執筆。近著に『東京を生きる』(大和書房)、『自信のない部屋へようこそ』(ワニブックス)がある。

ISBN:9784780802283
出版社:ポット出版
判型:4-6
ページ数:208ページ
価格:1500円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX