マレーヒルの幻影
著:岩松 了
紙版
内容紹介
劇作家・岩松了の最新書き下ろし戯曲。
舞台は、1929年世界大恐慌時のニューヨーク。フィッツジェラルド作『グレート・ギャツビー』に着想を得た、男と女の恋と孤独。
──この『マレーヒルの幻影』は〈恋をする〉ではなく、〈恋をつくろうとする〉ドラマだと自分では思っている。若い頃無条件に始まったはずの恋を、あらためて諸々の条件のもとに〈つくり直さなければならかった男女のその困難の物語〉と言えばいいだろうか──著者あとがきより。
目次
1 墓地
2 騒ぎ
3 路上
4 幻影
5 夏
6 説得
7 路上
8 夫
9 三人
10 晩夏
11 別の三人
12 十月二十四日、午前
13 高台
14 路上
15 翌日、午前
16 墓地
上演記録
あとがき
プロフィール
参考文献