総合人間学 14 いのちのゆれの現場から実践知を問う
編:総合人間学会
紙版
内容紹介
新型コロナによるパンデミックは、グローバルな経済活動、自然破壊……私たちのこれまでを問い、どう生きるか、その根本を問うている。
本誌は8本の論考を集めたものだが、冒頭の序文的な論考を除き、集まってきた経緯は2様である。藤井博之、白石恵理子、大菅俊幸、種村完司氏までの4本の論考は、2019年6月15日愛媛県知多郡にある日本福祉大学で行われた第14回総合人間学会シンポジウムのパネリストとしての報告に基づいたものである。一方、穴見愼一、徳田太郎、菊池理夫氏までの3本の論考は本誌のために寄稿を依頼し、執筆を引き受けて頂いたものである。(「編集後記」より)
目次
いのちのゆれとの対話から発見する豊かさ 中村俊
地域医療の現場から 藤井博之
重い障害のある人の発達保障実践から〜〝ゆれ〟〝ゆらぎ〟と対話について考える〜 白石恵理子
「臨床宗教師」誕生が意味するもの 大菅俊幸
「いのちの電話」活動における実践知・総合知の形成 種村完司
総合知と「自分(私)」ー当事者性の視座から「知のあり方」を問う 穴見愼一
対話/熟議の場を生成するファシリテーション 徳田太郎
共通善の政治学ー民主政治の再建、福祉・環境政策のために 菊池理夫