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大工道具のきほん 使い方からメンテナンスまで 木工手道具の知識と技術が身につく

著:「大工道具のきほん」編集室
著:公益財団法人竹中大工道具館

紙版

内容紹介

★ 大工手道具の知識と技術が身につく!

★ 鉋・鋸・鑿・玄能・木槌・砥石など
  職人が紡ぐ手仕事の構造、
  メカニズム、仕立て、 テクニックを解説。


◇◆◇ 本書について ◇◆◇

テーブルや椅子、収納棚などを自作する
DIY(ドゥ・イット・ユアセルフ)は、
大人のための素晴らしい趣味といっていい。
暮らしを豊かにしてくれるだけでなく、
創作活動として知的な刺激をもたらしてくれる。

ホームセンターをのぞけば多種多様な木工道具が並び、
加工する木材類もここで安価に入手できる。
講習会を開き、道具の使い方を教えてくれる
ホームセンターが増え、
気軽にDIYを楽しめる環境が整ってきた。

そんなことからDIYを始めたいと考える人も多いはずで、
この本を手にしたあなたもそんな一人だろう。

本書はDIYビギナー向けのガイドではあるが、
大量生産された量販品ではなく、
職人さんたちが丹精込めて一つずつ製作した、
「手打ち」の大工手道具を使ってみようという
提案をしている。
名づけて「スローDIY」である。

鉋、鋸、玄能、鑿……。
たしかに量販品に比べて手打ち品は値段が張る。

大工手道具には連綿と伝えられてきた確たる文化があり、
手にすれば製作者一人ひとりの熱い思いも伝わってくる。
モノに対するこだわりを持つ人なら、
いかにそれが貴重かをご理解いただけるだろう。

量販品とは異なり、自分仕様に育てていく楽しみもある。
手打ち道具の世界は想像以上に奥行きが深いのだ。

とはいえ、手打ち道具には扱いにくく頑固な一面もあり、
ビギナーには敷居が高く感じられるかもしれない。
本書にはそんなハードルを下げるためのノウハウを満載した。
実は手打ち道具でDIYをスタートさせたほうが、
スキルが確実に身について上達も早いのである。

初心者だからこそ手打ち道具を――。
ぜひ日本のモノづくりの粋である手打ち道具を手にし、
つくり手と対話しながらDIYを楽しんでほしい。


◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇

☆第1章 削る道具 <鉋 かんな>
* 鉋学入門
* 削るためのメカニズム
* 鉋 ヒストリー
・・・など

☆第2章 挽く道具 <鋸 のこぎり>
* 鋸学入門
* 切るためのメカニズム
* 鋸 ヒストリー
・・・など

☆第3章 叩く道具 <玄能 げんのう>
* 玄能学入門
* 玄能 ヒストリー
・・・など

☆第4章 掘る道具 <鑿 のみ>
* 鑿学入門
* 掘るためのメカニズム
* 鑿 ヒストリー
・・・など

著者略歴

著:公益財団法人竹中大工道具館
日本で唯一の大工道具に関する本格的な博物館。
3万点を超える手道具を収蔵するとともに、
鉋や鑿、鋸ほか各アイテムの変遷の歴史や、
それらを製作した名工たちの偉大な足跡まで、
館内展示で詳細に紹介している。
大工手道具を日本の貴重な文化として捉え、
消費されるだけだった手道具にスポットライトを
あてている。
建築史に別の角度から切り込む卓見といえる。
山陽新幹線・新神戸駅のすぐ前にあり、
大手ゼネコンの竹中工務店が創設した。

ISBN:9784780427424
出版社:メイツ出版
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:2360円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WDH