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グローバル課題としての難民再定住

異国にわたったシリア難民の帰属と生存基盤から考える

著:望月 葵

紙版

内容紹介

シリア難民問題が突きつける国際社会の課題とは? ヨルダン・ドイツ・スウェーデンでのフィールド調査により、難民が再定住地で生存基盤を再構築する過程を考究しつつ、「帰国の見込みがない難民問題」に対する国際社会の役割を問い直す。

目次

はじめに

序論 難民危機の時代を問い直す

第1章 難民の生存基盤と帰属をめぐる諸問題

第2章 現代シリアの権威主義体制の形成と「国民国家」としての限界

第3章 シリアの隣邦ヨルダンにおけるシリア難民の受け入れ

第4章 欧州難民受入国の国家としての存立基盤

第5章 ヨーロッパのシリア難民政策の展開と受入社会への包摂
     ――ドイツ,スウェーデンの事例――

結論

 注

 参考文献

 あとがき

 人名索引

 事項索引
 

著者略歴

著:望月 葵
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)
現在 立命館大学アジア・日本研究機構専門研究員。
著作 「欧州難民危機以降の国民国家体制のレジリエンス――西欧諸国におけるシリア移民・難民政策のゆらぎ」(『イスラーム世界研究』14,2021年),他。

ISBN:9784779517181
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:252ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS