シリーズ・21世紀の地域
大学と地域
持続可能な暮らしに向けた大学の新たな姿
他編:井尻 昭夫
他編:江藤 茂博
他編:大崎 紘一
内容紹介
地域における持続可能な社会の実現のために大学はどのように貢献することができるのか。
社会、経済、継承、教育の視点から考える
執筆者紹介(執筆順,* は編者)
井尻昭夫*(いじり あきお)
岡山商科大学学長
大?紘一*(おおさき ひろかず)
岡山商科大学副学長,経営学部教授
三好 宏*(みよし ひろし)
岡山商科大学経営学部教授
國光 類(くにみつ るい)
岡山商科大学経済学部講師
佐々木昭洋(ささき あきひろ)
岡山商科大学経済学部講師
田中勝次(たなか かつじ)
岡山商科大学経済学部教授
三谷直紀(みたに なおき)
岡山商科大学経済学部教授
松浦芙佐子(まつうら ふさこ)
岡山商科大学経営学部教授
黎 暁妮(れい ぎょうにい)
岡山商科大学経営学部准教授
徐 ?廷(そ ゆんぞん)
岡山商科大学経営学部講師
全 円子(ぜん かずこ)
岡山商科大学経営学部准教授
湯 文(たん うぇん)
岡山商科大学経営学部助教
横澤幸宏(よこざわ ゆきひろ)
岡山商科大学経営学部准教授
海宝賢一郎(かいほう けんいちろう)
岡山商科大学経営学部准教授
高林宏一(たかばやし こういち)
岡山商科大学経営学部教授
田中 潔(たなか きよし)
岡山商科大学経営学部教授
西 敏明(にし としあき)
岡山商科大学経営学部長,経営学部教授
加藤真也(かとう しんや)
山口大学経済学部准教授
谷島貫太(たにしま かんた)
二松学舎大学文学部専任講師
伊豆原潤星(いずはら じゅんせい)
二松学舎大学大学院文学研究科
松本健太郎*(まつもと けんたろう)
二松学舎大学文学部教授
飯田れな(いいだ れな)
二松学舎大学文学部
西田京子(にしだ きょうこ)
二松学舎大学文学部
山本 尭(やまもと ゆたか)
二松学舎大学文学部
江藤茂博*(えとう しげひろ)
二松学舎大学学長・文学部教授
平崎真右(ひらさき しんすけ)
二松学舎大学SRF 研究助手・日本漢学研究センター
助手
?嶋有里子(たかしま ゆりこ)
二松学舎大学非常勤講師
木暮絵理(こぐれ えり)
東京学芸大学大学史資料室
目次
目 次
はしがき
第I部 「社会」から考える持続可能な暮らし
第1章 大学での地域実践型活動への取り組み (大﨑紘一/三好 宏)
1 はじめに:産学官連携センターは地域活動への組織的拠点
2 地域との連携のための「岡山県市町村プラットホーム」の構築
3 学生の地域での実践活動(フィールドスタディ)の取り組み
4 教員・学生による地域での研究教育活動
5 地域連携の在り方:寄り添い型研究について
6 結びにかえて:産学官連携センターからみた今後の地域活動の展望
第2章 まちづくりに向けた二つのKPI:キー・パフォーマンス・インディケーターからキー・プロセス・インディケーターへ (三好 宏)
1 はじめに
2 総合戦略におけるKPIの問題性
3 まちづくりに向けたKPIの試案
4 おわりに
第3章 高齢期の就業と社会貢献活動:瀬戸内市アンケート調査「高齢期のくらしと仕事に関する調査」の分析 (國光 類他)
1 はじめに
2 アンケート調査の実施概要
3 高齢期の就業の実態
4 社会貢献活動の実態
5 高齢期の労働供給と社会貢献活動に関する意識
6 企業の退職管理と高齢者雇用
7 おわりに
第4章 観光サインの多言語化における言語間影響:語の形態と表記について (松浦芙佐子他)
1 はじめに
2 言語間影響と中間言語
3 日本語と英語の言語間影響
4 日本語と中国語の言語間影響
5 日本語と韓国語の言語間影響
6 まとめ
第II部 「経済」から考える持続可能な暮らし
第5章 地域ブランド戦略に関する理論的検討(横澤幸宏)
1 はじめに
2 地域ブランドとは
3 地域ブランド研究の展開と課題
4 エコシステムとは
5 エコシステム・アプローチ
6 おわりに
第6章 地方における中古住宅流通活性化の可能性:岡山県の空き家等の利活用に向けた取り組みを中心に(海宝賢一郎他)
1 はじめに
2 空き家再生に関する先行事例の調査
3 岡山県の住宅に関する実態調査
4 産学官(産学公)連携における大学と地域の関わり方
5 地域連携における可能性
6 結びにかえて
第7章 地域内の経済循環の分析・考察:地域経済におけるものづくりの基盤となる組織能力を構成する小集団改善活動の有効性(西 敏明)
1 はじめに:研究目的
2 ヒアリングの実施地域・調査方法
3 企業・行政組織のヒアリングの要約による各組織の活動状況と考察
4 アンケート調査
第8章 岡山県津山市における農業・林業振興政策に関する産業連関分析(加藤真也/田中勝次)
1 はじめに:津山市における農林業の概要と経済構造
2 津山市における各産業の二酸化炭素排出量
3 津山市における農業・林業振興政策の経済波及効果
4 おわりに
第III部 「継承」から考える持続可能な暮らし
第9章 地域情報の共有プラットフォームとしてのWikipedia:二松学舎大学におけるウィキペディアタウンの実践(谷島貫太)
1 はじめに:ウィキペディアタウンと教育
2 ウィキペディアタウンを学生が主催すること
3 二松学舎大学でのウィキペディアタウン
4 まとめ
第10章 文学を“散歩”する:文学をつうじた地域再編の試み(伊豆原潤星)
1 はじめに:文学散歩とはなにか
2 変化する「文学散歩」
3 二松学舎大学の事例
4 おわりに:現代における「文学散歩」
第11章 地域と大学の連携による文学のコンテンツ化:倉敷市における体感型推理ゲームの制作プロジェクトを題材に(松本健太郎他)
1 体感型推理ゲーム「名探偵 刑部大輔の事件簿」の概要
2 「体感型推理ゲーム」と「アクティブラーニング/PBL」
3 「刑部大輔の事件簿」の実施事例
4 むすびにかえて:文学部的なPBLのモデル構築を目指して
第IV部 「教育」から考える持続可能な暮らし
第12章 地域と大学:大学の成立と役割の変容(江藤茂博)
1 はじめに
2 戦前期の高等教育と地域
3 戦後期の高等教育と地域
4 20世紀末からの高等教育と地域
5 まとめ
第13章 大学の機能と社会:講義録,通信教育,公開講座(平崎真右/高嶋有里子)
1 はじめに:高等教育の社会的役割
2 戦前期私立大学の「講義録」
3 戦後期新制大学の通信教育
4 戦後期大学の公開講座
第14章 東京学芸大学にみる地域連携:附属学校園,公開講座,カルチャーカフェ,Explayground(木暮絵理)
1 はじめに
2 学芸大の沿革と国立大学をめぐる動き
3 附属幼稚園小金井園舎
4 学芸大の公開講座
5 東京学芸大こども未来研究所:「まちのカルチャーカフェ」を事例に
6 Explayground(エクスプレイグラウンド)という試みへ
7 結びにかえて
第15章 和光学園と教育文化:変遷する「地域」へのまなざし(平崎真右)
1 はじめに:考察の視角
2 「新教育」というムーブメント:戦前期
3 コア・カリキュラムと和光:戦後期
4 研究・教育活動と「地域」への視線:現代
5 おわりに:教育文化の堆積からみえるもの
ISBN:9784779514784
。出版社:ナカニシヤ出版
。判型:A5
。ページ数:222ページ
。定価:2700円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年04月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNM。