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ボランティアで学生は変わるのか

「体験の言語化」からの挑戦

編:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター
他監:兵藤 智佳
他監:二文字屋 脩

紙版

内容紹介

他者との関わりのなかで学生と教員はどう変容していったのか。プロジェクトの説明と参加学生たちがざっくばらんに語る座談会を収録。

目次

第1部 教員からみたボランティアプロジェクト

01 もりびとプロジェクト:ムラブリに学ぶ,世界の始まり 二文字屋脩

1 はじめに
2 ムラブリと私
3 学生たちの参加動機
4 揺さぶりのしかけ
5 学生の変容
6 おわりに:「答えなき問い」に立ち向かう

02 海士ブータンプロジェクト:「あたりまえ」のその先へ 平山雄大

1 はじめに
2 ブータンと私
3 海士ブータンプロジェクトの始まり
4 初めてのブータンでの気づき:つながりの強さ
5 2回目のブータンでの気づき:開発への違和感
6 3回目のブータンでの気づき:ないものはない
7 おわりに:「あたりまえ」のその先へ

03 狩り部:狩猟を通して「動物との共生」に向き合う 岩井雪乃

1 はじめに
2 狩猟と私
3 狩り部の活動
4 獣害と出会う
5 ふり返りと発表
6 ある学生の気づきと学び
7 おわりに:正解のない問い

04 パラリンピックリーダープロジェクト:凸凹に出会う学生たち 兵藤智佳

1 はじめに:マイノリティを支援するということ
2 障がい者アスリートと私
3 ボランティア活動の事前準備
4 車椅子アスリートとの共同合宿
5 学生たちのふり返り合宿
6 おわりに

第2部 学生からみたボランティアプロジェクト

05 ボランティア体験をふり返る:参加学生のインタビュー:1 岩瀬詩由・米 伶太・櫛部紗永・相原悠伸/河井 亨

1 自己紹介・プロジェクト紹介
2 先生のはたらきかけ①:学生からみて
3 先生のはたらきかけ②:ここがよかった!
4 仲間から学んだこと

06 学生たちのこれから:参加学生のインタビュー:2 岩瀬詩由・米 伶太・櫛部紗永・相原悠伸/河井 亨

1 学生たちのそれから①:プロジェクトで得たもの
2 学生たちのそれから②:現在の大学生活
3 学生たちのそれから③:これからの期待
4 未来への願い

著者略歴

編:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)は2002年に設立された早稲田大学の附属機関です。設立時より,学生や教職員,現地の方々などの協働のもと,正課と課外のボランティアプログラムを展開しています。これまで多数の学生たちが体系的なプログラムを体験し,世界にはばたいています。

2011年からは,早稲田大学東日本大震災復興支援活動の中核的な役割を担っています。また,2013年より本学全体の中長期目標“WasedaVision150”のもと,全学的な「社会貢献活動」を推進しています。

https://www.waseda.jp/inst/wavoc/
他監:兵藤 智佳
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授。
他監:二文字屋 脩
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師。京都文教大学総合社会学部特任実習職員(教務補佐)を経て,2018年より現職。前職にて実習科目の引率補佐に従事。現在は「ボランティア×人類学」をテーマに,タイ少数民族を対象としたボランティア活動とフィールド教育を実施。

ISBN:9784779514128
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:144ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2019年12月
発売日:2019年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN