われわれはどんな「世界」を生きているのか
来るべき人文学のために
編:山室 信一
編:岡田 暁生
編:小関 隆
紙版
内容紹介
歴史修正主義が跋扈し、人文学の危機が叫ばれるなか、あえて「世界」とは何かを問う。人文学の根源的な問い直しのために。
目次
●主な内容
第Ⅰ部 われわれはいかなる「世界」に生きているのか
第一章 なぜ、「世界」を問題とするのか
第二章 データ・リヴァイアサンの降臨
第三章 グローバル市民社会
第四章 「国民」という主権者の啓蒙の問題
第五章 さらば抑圧
第Ⅱ部 われわれの「世界」はいつ始まっていたのか
第六章 前衛失速、電子音、波動化
第七章 「偉大な社会」から破砕の時代へ
第八章 核時代を生き残るために
第九章 総力戦がイギリス社会に遺したもの
第Ⅲ部 歴史認識がなぜ問題になるのか
第十章 「ジェノサイド」の想起と忘却をめぐる覚書
第十一章 戦後日本の中国史研究における「近代」
第十二章 韓国「歴史戦争」と大韓民国臨時政府
第十三章 抹消記号を付されたユートピア
第Ⅳ部 来るべき人文学のために
第十四章 モデルネ 新しいものの思考法
第十五章 生き物としての実験室と有機的な網目
第十六章 ボロとクズの人文学
おわりに代えて
ISBN:9784779513923
。出版社:ナカニシヤ出版
。判型:A5
。ページ数:382ページ
。定価:4200円(本体)
。発行年月日:2019年03月
。発売日:2019年05月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GT。