思春期のこころの問題と予後
精神科医による実証的アプローチ
著:倉本 英彦
内容紹介
こころの病や情緒や行動の問題を含めたこころの病理の予後(治療転帰)について、理論や実証研究に加えて臨床に関する詳論を収録。
目次
はじめに
第Ⅰ部基礎編:思春期のこころの問題を理解する
第1章思春期のこころの問題と見立て
1.思春期とは何か
2.思春期のこころの問題
3.思春期のこころの見立て
第2章予後とは何か
1.予後の意味
2.こころの病の予後
(1) 統合失調症
(2) うつ病
(3) 躁うつ病(双極性障害)
(4) 社会不安症(SAD)
(5) 強迫症(OCD)
(6) 摂食障害
(7) 境界性パーソナリティ障害(BPD)
(8) 自閉スペクトラム症(ASD)
(9) 注意欠如・多動症(ADHD)
3.自殺:最大の生命予後
第Ⅱ部研究編:思春期のこころの問題の予後
第3章思春期のこころの問題の予後①:自験例調査
1.予後研究の意義と目的
2.自験例調査:対象と方法
3.結果と考察
4.まとめ
第4章思春期のこころの問題の予後②:全国調査
1.全国調査:対象と方法
2.結果と考察
3.まとめ
第5章思春期のこころの問題の予後を考える
1.自験例調査から
2.全国調査から
3.両者の比較から
4.より良い予後をめざして
第Ⅲ部臨床編:現場からみえてくる思春期のこころ
第6章精神科臨床の中で考えたこと
1.安心感の乏しさ(不安)は子どものどこに現れるか
2.親に暴力をふるう子の特徴と対応
3.男性の不登校・ひきこもりはなぜ長期化しやすいか
4.震災時の不適応問題
おわりに
引用文献
索 引
ISBN:9784779513169
。出版社:ナカニシヤ出版
。判型:A5
。ページ数:168ページ
。定価:2600円(本体)
。発行年月日:2018年12月
。発売日:2018年12月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ。