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学生・教職員・自治体職員・地域住民のための地域連携PBLの実践

著:田中 優

紙版

内容紹介

地域活性化と学生のガバナンス能力向上をめざし行った「地べたのPBL」の実践について報告し、そこで培われたノウハウを紹介する。

目次

01 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトというPBLフレームの誕生

第1節 大学・地域社会を取り巻く社会環境
第2節 PBLをデザインする理論的背景
第3節 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトフレームの誕生

02 大阪府枚方市菅原東校区における実践考察

第1節 対象地域の概況
第2節 PBLの展開

地域との連携によるPBL実施のポイント(菅原東校区事例からの含意)

03 京都府南山城村における実践考察

第1節 対象地域の概況
第2節 PBLの展開

地域との連携によるPBL実施のポイント(南山城村事例からの含意)

04 「ひと・まち・であう/つくる」プロジェクトのインパクト効果および評価

第1節 PBLを評価する考え方
第2節 PBL参加学生に訪れた変容
第3節 地域社会への影響
第4節 大学組織への影響

05 おわりにかえて

第1節 ARCSモデルについて
第2節 ARCSモデルによる当該PBLの評価
第3節 他大学PBL事例からの考察
第4節 本PBLの社会的な貢献・インパクト
第5節 PBL担当教員の役割
第6節 グローバル人材育成へのかけはし
第7節 地域に”人財”を残していくツールとして
第8節 「場所」を通じた学び

著者略歴

著:田中 優
大阪国際大学経営経済学部教授・経済学科長・同地域協働センターアドバイザー。
1971年大阪府高石市生まれ。神戸大学大学院教育学研究科を修了後、1998年に兵庫県へ入庁、主に「ガバナンス能力の育成」を職員研修所で企画担当。2008年より大阪国際大学現代社会学部専任講師、11年より同学部准教授、18年からは現職を務めている。専門は地方自治論、自治体公共政策。主な著書に、『ローカル・ガバメント論』(真山達志編著、ミネルヴァ書房、2012年)や『政策実施の理論と実像』(真山達志編著、ミネルヴァ書房、2016年)などがある。近年は、地域活性化と学生のガバナンス能力向上の二兎を「地べたのPBL」という手法により追うことに関心を寄せており、京都府南山城村や奈良県吉野町などで活動を展開している(https://ja-jp.facebook.com/hitomatitukuru/を参照のこと)。

ISBN:9784779512353
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:140ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNM