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講義 政治思想と文学

編:堀田 新五郎
編:森川 輝一

紙版

内容紹介

「政治と文学」の関係を再考し、「政治」の自明性を問う。平野啓一郎と小野紀明による特別講義も収録。

目次

序――われわれはなぜ、このような本を出すのか?

第一講 アルベール・カミュ『ペスト』と「中庸」の政治思想
      ――そのラディカリズムについて

第二講 シェストフ『悲劇の哲学』をめぐって
      ――「不安」のゆくえ

第三講 秩序の回復と回復の秩序
      ――ディドロ『ラモーの甥』における政治的可能性

第四講 バーク『崇高と美』における生理学・倫理学・美学
      ――言語の政治学のために

第五講 テクスト解釈という労働についての一省察
      ――シモーヌ・ヴェイユ『雑記帳』を中心に

第六講 政治思想にとって小説とはなにか?
      ――フロベールとデモクラシー

第七講 メルヴィルを読む
      ――空間と力をめぐる政治思想

特別講義 『仮面の告白』論

最終講義 戦後日本の精神史
       ――三島由紀夫と平野啓一郎

著者略歴

編:堀田 新五郎
奈良県立大学地域創造学部教授
編:森川 輝一
京都大学大学院法学研究科教授

ISBN:9784779511912
出版社:ナカニシヤ出版
判型:4-6
ページ数:400ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP