キェルケゴール美学私考
イロニーと良心
著:木瀬 康太
紙版
内容紹介
イロニーをもたらす「知」と、良心に根ざした「信仰」との相剋を、美学的考察によって丹念にあぶり出し、美学を礎にした倫理の構築を展望する。
目次
序論 本書の研究視角と叙述方法
第一部 初期キェルケゴールの哲学的美学:イロニー論
第一章 キェルケゴールの問題意識
第二章 美学研究の開始
第三章 イロニーについての知見の拡大過程
第四章 様々な美学的考察――イロニー論との関連で――
第五章 『イロニーの概念について』における疎外論と「宥和」論
中間考察
第二部 初期以後のキェルケゴールの神学的美学:良心論
第六章 誤った方向をとった「反省」に抗して
第七章 イロニーと良心の協働――『愛のわざ』を中心に――
結 語 信仰の光学としてのキェルケゴール美学――尊厳論への展望――
ISBN:9784779307379
。出版社:北樹出版
。判型:A5
。ページ数:240ページ
。定価:2700円(本体)
。発行年月日:2024年02月
。発売日:2024年03月06日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDH。