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山形和美全集 12

山形和美全集 12 現代日本文学

オンデマンド版

著:山形 和美

紙版

内容紹介

〈聖なるもの〉が〈想像力〉におよぼす〈変容〉作用・・・・・・
 〈文学と思想とキリスト〉の関係を哲理的かつ根源的に捉え、批評界に独自の地歩を築いた
   英語文学、日本文学、フランス文学、そして比較文学、文学理論を中心にした批評家の足跡。

目次

第一章 現代日本小説
第二章 夏目漱石
第三章 内村鑑三
第四章 芥川龍之介(一)「地獄変」
第五章 芥川龍之介(二)ヨーロッパ文学
第六章 志賀直哉『暗夜行路』
第七章 八木重吉――その詩と真実
第八章 中河与一――偶然論と実存主義
第九章 武田泰淳『わが子キリスト』
第一〇章 椎名麟三『永遠なる序章』
第一一章 小川国夫(一)『或る聖書』
第一二章 小川国夫(二)『或る聖書』から「天の本国」へ
第一三章 遠藤周作(一)『沈黙』
第一四章 遠藤周作(二)『死海のほとり』
第一五章 森内俊雄(一)『氷河が来るまでに』
第一六章 森内俊雄(二)『骨の火』
第一七章 丸山健二『踊る銀河の夜』
あとがき

著者略歴

著:山形 和美
▼山形和美略歴▲ 一九三四年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了、同博士課程中退。文学博士(筑波大学)。 筑波大学名誉教授。現在聖学院大学大学院教授(アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科)。 主な著書・訳書 『グレアム・グリーンの文学世界』(研究社出版)/『言語空間の崇高性――ロゴスへの意志』(彩流社) 『開かれた言葉――文学空間の亀裂』(同)/『日本文学の形相――ロゴスとポイエマ』(同) 『G・K・チェスタトン』(清水書院)/『聖なるものと想像力』(彩流社、編著) 『差異と同一化――ポストコロニアル文学論』(研究社出版、編著)/ 『メドゥーサからムーサへ――文学世界の布置』(彩流社)/『文学の衰退と再生への道』(彩流社) スーザン・ハンデルマン『誰がモーセを殺したか――現代文学理論におけるラビ的発想の出現』(法政大学出版局)/エドワード・サイード『世界・テクスト・批評家』(同)ポール・ド・マン『ロマン主義のレトリック』(同、共訳)/フランク・カーモード『秘義の発生――物語の解釈をめぐって』(松柏社)/ノースロプ・フライ『力に満ちた言葉』(法政大学出版局)ほか。

ISBN:9784779190223
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:354ページ
定価:8000円(本体)
発行年月日:2008年10月
発売日:2008年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT