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フィギュール彩

亡国の罪

著:工藤 寛治

紙版

内容紹介

元・大手映画会社の敏腕経営企画者が
いまだからこそ提言する憂国の書!

民主主義の理念を体現した「憲法」のありがたさを、一部の人を除き、
いまだに分かっていないのではないか。
ファシズム国の武装解除をして民主化すれば「平和」が保てると考えた
ポツダム宣言下の連合国総司令部が制定を促した憲法は、
日本にとって幸せなことに理想的な民生部のメンバーによって推進された。
過剰な表現もあるが総じて「理念」に裏打ちされた憲法である。
かつてのドイツでは「ワイマールの悲劇」といわれた失敗があった。
1918 年、ドイツは共和国革命が成功し民主国家となったが、
それを支える政党の力が弱く、極左が勢力を持った後、
今度は極右勢力が台頭。
大衆受けしたヒトラーはデマと暴力を巧みに使い勢力を拡大。
1933 年、ついにナチスは議会で全権委任を手にした。
国民の自由な投票で選ばれた議員の無能、堕落によって
ドイツは歴史を逆回転させた。
それはそもそもは愚かな有権者の責任。やはり「歴史」は繰り返すか。
いや、断じてそれを阻止せねばなるまい!

目次

【内容・構成】
(1章)ナルシストのナショナリスト
(2章)逆走する法律
(3章)狂気の連鎖
(4章)軍事同盟は日本を守れるか
(5章)絵空事の安全保障

著者略歴

著:工藤 寛治
くどう・ひろはる
1936年青森県生まれ。
1959年中央大学法学部卒業、同年、東映入社。
その後、経営企画室次長、映画事業部スタッフ部長 
開発計画部長(理事)、経営企画部参与を歴任し、
1996年商社系列映像会社役員、海外合弁会社役員、
2000年両社及び東映を辞任。
以後、個人会社で各種プランニング業務を継続。
主な著書に『アベ ノポリティクス』(展望社、2013年)がある。

ISBN:9784779170331
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:172ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年07月
発売日:2015年07月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH