フィギュール彩
亡国の罪
著:工藤 寛治
紙版
内容紹介
元・大手映画会社の敏腕経営企画者が
いまだからこそ提言する憂国の書!
民主主義の理念を体現した「憲法」のありがたさを、一部の人を除き、
いまだに分かっていないのではないか。
ファシズム国の武装解除をして民主化すれば「平和」が保てると考えた
ポツダム宣言下の連合国総司令部が制定を促した憲法は、
日本にとって幸せなことに理想的な民生部のメンバーによって推進された。
過剰な表現もあるが総じて「理念」に裏打ちされた憲法である。
かつてのドイツでは「ワイマールの悲劇」といわれた失敗があった。
1918 年、ドイツは共和国革命が成功し民主国家となったが、
それを支える政党の力が弱く、極左が勢力を持った後、
今度は極右勢力が台頭。
大衆受けしたヒトラーはデマと暴力を巧みに使い勢力を拡大。
1933 年、ついにナチスは議会で全権委任を手にした。
国民の自由な投票で選ばれた議員の無能、堕落によって
ドイツは歴史を逆回転させた。
それはそもそもは愚かな有権者の責任。やはり「歴史」は繰り返すか。
いや、断じてそれを阻止せねばなるまい!
目次
【内容・構成】
(1章)ナルシストのナショナリスト
(2章)逆走する法律
(3章)狂気の連鎖
(4章)軍事同盟は日本を守れるか
(5章)絵空事の安全保障