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大相撲 昭和42年春場所後の番付削減

6力士の足跡をたどって

著:三木 武司

紙版

内容紹介

         突然の「番付削減」の背景には、
         いったい何があったのか?!

幼いころから熱狂的な大相撲ファンであったという著者。そんななか昭和42年の春場所後、大きな出来事が生じた。幕内から十両へ6力士(大豪、若天龍、扇山、若鳴門、若乃洲、大文字)が突然陥落したのであった。とても味気ない番付になってしまったと痛感したという。本書では、当時の相撲界の状況をふまえ、番付削減の背景を調査すべく多くの資料にあたり、6力士のその後を徹底的に追究する。いま、相撲ブームが盛り返してきたようである。多くのファンにかつての「出来事」を知ってもらう一助にしたい。

目次

序 章 昭和42年(1967)当時の相撲界 
第1章 なぜ番付削減をしたのか
第2章 番付削減を可能にした部屋別総当たり制の導入 
第3章 番付削減の是非を検証する 
第4章 番付削減改革の効果は 
第5章 八百長問題  
第6章 当時と現在との相撲の比較 
第7章 若三杉→大豪の徹底調査
第8章 若天龍の徹底調査
第9章 扇山の徹底調査
第10章 若鳴門の徹底調査 
第11章 若乃洲の徹底調査  
第12章 大文字の徹底調査 
第13章 陥落後の6力士の命運 
第14章 あまたの“若”を輩出した花籠部屋 
巻末資料 6力士の幕内での成績表等

著者略歴

著:三木 武司
1958年10月、香川県高松市生まれ。松島小学校、光洋中学校、高松高校、九州大学(理学部生物学科)卒業。西南学院高校(福岡市)で時間講師、香川県立高校(志度商業高校、高松東高校、高松高校、土庄高校、高松西高校)で教諭として勤務。2019年3月定年退職。著述業として現在に至る。高松市在住。趣味は昆虫採集。地元の昆虫同好会である瀬戸内むしの会の会長を務めている。著書に『連合赤軍の時代』(彩流社)がある。

ISBN:9784779129384
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:292ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月25日