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私の自由な東ドイツの少女時代

企画・原案:クラウディア・ルッシュ
著:ズザンネ・ブッデンベルク
絵:トーマス・ヘンゼラー

紙版

内容紹介

「1989年11月9日、母の断裂した筋も東西ドイツも、再び繫がるべきでした」

第二次世界大戦後の1949年、ドイツは東西に分断され思想・文化ともに別の道を歩み始めた。社会主義を標榜したドイツ民主共和国、いわゆる「東ドイツ」で少女時代を過ごした主人公は、体制への反感を抱く母のもとで、東ドイツの不条理に晒されながら日常を過ごす。本国ドイツで発表されベストセラーとなった、クラウディア・ルッシュの自伝的小説に基づいたグラフィック・ノベル。本邦初訳!

目次

第1話 スウェーデンへのフェリー
第2話 シンクの後ろにいるシュタージ
第3話 メルヒェンの森の中の秘密警察第8局
第4話 ホーネッカーのりんご飴
第5話 ペギーと共産党議長エルンスト・テールマンの影
第6話 現実社会主義から逃避できた数学合宿
第7話 成年式
第8話 カーディガン
第9話 ベルリンの壁とバナナ
第10話 答辞
第11話 疑惑

著者略歴

企画・原案:クラウディア・ルッシュ
1971年、東ドイツ・シュトラールズント生まれ。リューゲン島、グリューンハイデ(ブランデンブルク辺境伯領)および東ベルリンで育つ。クラウディア・ルッシュの母親は反政府主義者ロベルト・ハーベマンの活動グループと緊密な関わりがあった。1990年、高校卒業後、ベルリンとボローニャの大学でドイツ語学とロマンス語学を専攻。2003年、最初の著作『私の自由な東ドイツの少女時代』は発売直後、ベストセラーとなる。以降、3冊の小説を出版。ベルリン在住。
絵:トーマス・ヘンゼラー
アーヘン大学およびポツダム映像放送大学を卒業後、映像とイラストを専門とする「Zoom und Tinte Buddenberg und Henseler」社を設立。コミック、イラスト、絵コンテ制作を手掛けている。*

ISBN:9784779129063
出版社:彩流社
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA