お買い物は楽しむため
近現代イギリスの消費文化とジェンダー
著:エリカ・ダイアン・ラパポート
他監:佐藤 繭香
他監:成田 芙美
内容紹介
おしゃれな女性なら誰でも出かける、
魅惑のロンドン、ウェストエンド !
お買い物は女性の気晴らし?
どのようにウェストエンドは、
「大量消費の場」、「買い物と娯楽の中心」となり、
中・上流階級の女性の娯楽、社交生活、政治の拠点となったのか──。
──百貨店の誕生から、既婚女性財産法、フェミニストの運動、
演劇と女性のショッピングとの結びつき、
そして、ショーウィンドウを粉々に割った女性参政権運動まで──
19世紀~20世紀初めのロンドンで、
女性たちがどのように「家庭」という女性の領域から、
「街」という公的領域に飛び出し、
ショッピング(娯楽)を楽しむようになったのかを明らかにする。
経済と文化における女性の役割の本質を理解する、
19世紀イギリス史(特にジェンダー史、消費文化史)研究の必読書!
目次
はじめに──「ロンドンをひとりで歩くということ」
………………【訳:成田芙美】
第1章 「誘惑の間」──ユニヴァーサル・プロヴァイダーと
郊外という娯楽
………………【訳:佐藤繭香】
第2章 消費の裁判――結婚、法律、
女性の信用買い(クレジット)
………………【訳:三井淳子/東洋大学非常勤講師】
第3章 「街歩きのご婦人方のための休憩所」
――フェミニズムと公的領域における快適
………………【訳:佐藤繭香】
第4章 大都市めぐり──ウェストエンドを読む、買う、
旅する
【訳:藤田昇代/埼玉工業大学工学部基礎教育センター非常勤講師】
第5章 「買い物の新時代」
──エドワード朝ロンドンにおけるアメリカ式百貨店
【訳:坂口美知子/獨協医科大学基本医学 語学・人文教育部門講師】
第6章 消費という行動──ミュージカル・コメディと
交換の欲望
………………【訳:佐藤繭香】
おわりに──板ガラスの政治
………………【訳:成田芙美】
ISBN:9784779125799
。出版社:彩流社
。判型:A5
。ページ数:496ページ
。定価:4800円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年03月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJS。