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いま、朝鮮半島は何を問いかけるのか

民衆の平和と市民の役割・責任

他著:内海 愛子
他著:中野 晃一
他著:李 泳采

紙版

内容紹介

歴史的な南北首脳会談(4月)と米朝首脳会談(6月)を、
私たちはどうとらえ、向き合うのか。

北朝鮮の核問題や日本の外交問題としての視点しかない
マスコミに躍らされることなく、市民社会の側から考える。
2018年の朝鮮半島をめぐる動きは、
「南北朝鮮の問題」ではなく、
私たちがこれまで朝鮮からの投げかけを
どう受け止めてきたかを語らなければ
決して見えてこない。

難しいと思われがちな問題を、
近現代史を生きた(生きている)人びとの体温が
感じられるような言葉で語り、考える。

民衆の平和を東アジアに生み出すことができるのか
――日本人、韓国人、在日朝鮮人――
異なる背景の市民による対話。

著者略歴

他著:内海 愛子
うつみ・あいこ
1941年、東京生まれ。
歴史社会学者。大阪経済法科大学特任教授。
主著:
『朝鮮人BC級戦犯の記録 岩波現代文庫』(岩波書店)、
『戦後補償から考える日本とアジア』(山川出版社)、
『スガモプリズン――戦犯たちの平和運動』(吉川弘文館)、
『キムはなぜ裁かれたのか 朝鮮人BC級戦犯の軌跡』
(朝日新聞出版)、
『海境を越える人びと』(共編著、コモンズ)他多数。


他著:中野 晃一
なかの・こういち
1970年、東京生まれ。上智大学国際教養学部教授。
専門は比較政治学、日本政治、政治思想。
主著:
『私物化される国家――支配と服従の日本政治 角川新書』
(KADOKAWA)、
『つながり、変える私たちの立憲政治』 (大月書店)、
『右傾化する日本政治 岩波新書』(岩波書店)、
『戦後日本の国家保守主義――内務・自治官僚の軌跡』
(岩波書店)他多数。


他著:李 泳采
イ・ヨンチェ
1971年、韓国生まれ。恵泉女学園大学教員。
専門は日韓・日朝関係。
主著:
『なるほど!これが韓国か』(朝日新聞出版)、
『朴正煕 動員された近代化』、『韓国・独裁のための時代』
(共に監訳、彩流社)、
『北朝鮮現代史』(コモンズ)他。

ISBN:9784779125171
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS