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どこで、誰と、どう暮らす?

40代から準備する共生の住まいづくり

著:近山 惠子
著:櫛引 順子
著:佐々木 敏子

紙版

内容紹介

年金はもらえるのだろうか、

年金だけで生活できるのだろうか、

このままの不安定な雇用で大丈夫なのだろうか、

頼りの親や夫(妻)に先立たれ一人になったら
生きていけるだろうか、

いくら貯金すれば安心なのか――

将来に明るい見通しを持てない多くの若い世代は
高齢期に大きな不安を抱えている。
漠然とした不安を抱えるのではなく、
仲間と一緒に自分らしい将来(高齢期)を迎えるために、
元気ないまからできることは? 

「助け合い」を意味するゆいま~るという
高齢者住宅シリーズを始め、
自立と共生のコミュニティ作りを手がける女性3人が、
若い頃からの体験と具体的なヒントを語る。


「誰とどう住まうかは生き方の問題なのに、
ある時から住まいが資産形成のための道具になってしまった」
「真の財産は人間関係」
「住まい方の模索は、20代から始まった」
「最初は自分自身についての研究を7年もやった」
「私たちの実践は、対等で尊重しあう関係性を求め、
ウーマンリブから生まれた」……

心にビンビン響く驚きの言葉で、若い世代を実践に導く。

目次

もくじ(一部抜粋)

Ⅰ ともに住まうことになった私たち

Ⅱ 始まりは1970年代
――過去が未来を創り、未来は過去を照らす

1970年代―時代はうねり、個人が動き始めた
女たちの喫茶店ホーキ星
女の参政権は戦後に獲得した権利――必ず、選挙に行こう!
女のてんらん会から女のルネッサンスへ

Ⅲ 未来を広げるために実践できること

1、生活設計を書いてみる
①まず決めてみる、目標がみえてくる
②困りごとを話せる関係づくり
③50%は成功した

2、生きるためのシェア
①お金より人間力
②認知症になっても安心な環境
③経済って何?
④共に学んででんぐり返し
⑤大きなお世話と待つ勇気
⑥自立支援を社会システムへ
⑦まちの生活設計

3、地域モデル
①団地の中のゆいま~る
②月3万円ビジネス
③マイナスをプラスとして活かす
④支えあう関係づくり
⑤引きこもりからでられたのは
⑥再び生活設計
⑦何に向かっての経済

4、ひろがり、つながり、次へ

①自分で決める!重要性
②お金ではない再生モデル
③一緒に暮らす生活スタイル―参加型の実践
④ゆいま~る那須から、那須まちづくり広場へ

著者略歴

著:近山 惠子
ちかやま・けいこ
1949年、生まれ。
一般社団法人:コミュニティネットワーク協会副会長。
親の介護をきっかけに「老後・介護・女性」に
関心を持ち、一人でも自立して暮らせる
ケアの仕組みに携わるようになる。
主著『自分で選ぶ老後の住まい方・暮らし方』
(近山惠子・米沢なな子 監修、
一般社団法人コミュニティネットワーク協会 編、
彩流社、2015年)他。
本書の共著者3人は20代からの友人、
現在「ゆいま~る那須」在住。
著:櫛引 順子
くしびき・じゅんこ
1951年、生まれ。
高齢者向け住宅で、25年間、運営に従事。
昨年ゆいま~る那須で同居の母を見送った。
本書の共著者3人は20代からの友人、
現在「ゆいま~る那須」在住。
著:佐々木 敏子
ささき・としこ
1952年、生まれ。
25年間、高齢者住宅の入居相談と企画を手掛ける。
認知症の母と有料老人ホームで同居も経験。
本書の共著者3人は20代からの友人、
現在「ゆいま~る那須」在住。

ISBN:9784779124655
出版社:彩流社
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS