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九龍城砦

写真:宮本 隆司

紙版

内容紹介

SF作家、ウィリアム・ギブスンが、
長編小説『あいどる』を書くために参考にしたといわれる、
「九龍城砦」の伝説の写真集が装いを新たに復活する!

「時代も国家も、そして善悪をも超越した九龍城砦は、
永遠の時間の中でいつまでも屹立し続けているに違いない。」
(宮本隆司)

香港に鎮座していた高層スラム「九龍城砦」が消滅して
20年が過ぎたが、今もなお、人々の心を捉えるのはなぜか……。
巨大高層コンクリートスラムの内部に入り、
その姿を活写した宮本隆司の写真集『九龍城砦』が、
デジタルリマスター版にて復刻、
在りし日の城砦の詳細が、
全点断ち切りによる大胆な迫力あるレイアウトで甦ります。

解説=巽孝之(慶應義塾大学教授、SF評論家)

著者略歴

写真:宮本 隆司
Ryuji Miyamoto.
みやもと・りゅうじ 
1947年、東京生まれ。
1973年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
建築雑誌「住宅建築」編集部員を経て独立。
解体中や放置された建築を撮影して発表、
廃墟の写真家として知られる。
1989年「建築の黙示録」「九龍城砦」展覧会、
写真集により第14回木村伊兵衛写真賞受賞。
1996年「KOBE 1995 After the Earthquake」展示により
第6回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞。
2005年、世田谷美術館個展「ピンホールの家」
展示により第55回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2012年、紫綬褒章受章。
2014年、徳之島アートプロジェクト実行委員会代表
として活動の範囲を広げつつある。

ISBN:9784779123375
出版社:彩流社
判型:A4
ページ数:88ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:AJC