妄想と強迫
フランス世紀末短編集
著:エドゥアール・デュジャルダン
訳:萩原 茂久
紙版
内容紹介
妄想と強迫観念に囚われた人間たちの心を解剖した、
19 世紀末フランスの悪魔的短編小説集。
20 世紀モダニズム文学に広く使われた手法、
「内的独白」(意識の流れ)。
ジェイムズ・ジョイスに影響を与え、マラルメに賞賛された
『月桂樹は切られた』(邦訳『もう森へなんか行かない』)で、
誰よりも早くその手法を用いた作家、デュジャルダン。
『内的独白について』(思潮社、鈴木幸夫・柳瀬尚紀訳、1970 年)、
『もう森へなんか行かない』(都市出版社、鈴木幸夫・柳瀬尚紀訳、
1971 年)以降、日本では広く知られることのなかった
デュジャルダンの、若き日の作品が本書で掘り起こされる!
目次
近づく狂気
過ぎ去った狂気
愛のことば
ダーラナ
一日の物語
子への恐怖
足つかみ悪魔
鉄の処女
自己処刑者
降霊術者(今ある狂気)
遺言
地獄
聖職者
ISBN:9784779122279
。出版社:彩流社
。判型:4-6
。ページ数:184ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2016年04月
。発売日:2016年04月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。