徐福と日本神話の神々
著:前田 豊
紙版
内容紹介
今から2200 年前、徐福一行は日本列島に渡来した
といわれている。
縄文から弥生時代への変わり目の頃である。
日本古代史は天皇の歴史でもあるが、徐福伝承は
全国に存在し、その活動状況も少しずつ
明らかになりつつある。
本書は、第1編で、日本各地の伝承の実態をまとめ、
第2編で、徐福に関する古代文献から
これまでの論考を整理、徐福像の確立を目指し、
その足跡と精神の日本文化への影響を探る。
徐福伝承を通した日本列島の古代史を広げ、
進化させる労作。
目次
まえがき
第Ⅰ編 日本の徐福伝承
第1章 古代日本列島への渡来者
第2章 日本各地の徐福情
第3章 中国地方・近畿の徐福情報
第4章 東海の徐福伝承
第5章 関東──相模の徐福情報
第6章 富士山麓の徐福伝承
第7章 東北、伊豆諸島の徐福伝承
第8章 日本古代史における徐福の位置づけ
第Ⅱ編 徐福に関する論説
第1章 徐福と富士古文献の関係について
第2章 竹内文書と富士文献の繋がり
第3章 徐福の民族的考察
第4章 東三河の秘史から推定される徐福
第5章 イワクラ信仰と徐福・秦氏の関係
第6章 日本神話の神々は徐福集団が反映されている!?
第7章 日本精神文化の基層──神仙思想と不老不死の世界
あとがき