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沖縄戦546日を歩く

著:カベルナリア吉田

紙版

内容紹介

沖縄を歩き続ける著者が、沖縄戦を整理する旅に出た。
出来事が起きた場所を起きた順に、時間軸に沿って歩く旅。

何気ない言葉に耳を傾け、土地が持つ記憶をたどり、
時にはカフェや居酒屋にも寄りながら旅は進む。
観光地化されていない慰霊碑。
そこに戦跡があるはずなのに、たどり着けない焦燥……。

悲惨な歴史とのどかな空気が交錯し、
開発と観光の大波が押し寄せる「沖縄のいま」――
その風景は何を意味するのか。
1944年7月7日「サイパン陥落」から、
1946年1月3日「護郷隊長投降」までの546日間を、
自分の足でひたすら歩いた「旅する沖縄戦」。
その実踏紀行をまとめた1冊。

目次

第1章 サイパン望洋――具志川、金武
第2章 首都壊滅――那覇
第3章 ケラマ
第4章 中部戦線
第5章 混沌の北部戦線
第6章 伊江島
第7章 南部戦線①南進、そして敗走
第8章 南部戦線②女子学徒の足跡、そして摩文仁へ
第9章 まだ終わらない 久米島スパイ容疑虐殺事件
第10章 マラリア

著者略歴

著:カベルナリア吉田
1965 年生まれ。紀行ルポライター。
沖縄や島を中心に、街の人々の日常を訪ね歩く。
主著『東京ワンデイスキマ旅』、
『さらにひたすら歩いた沖縄みちばた紀行』、『ムカたびジャパ~ン!?』
(以上彩流社)、『石垣・宮古ぐだぐだ散歩』、『絶海の孤島』
(ともにイカロス出版)、『沖縄・奄美の小さな島々』(中公新書ラクレ)、
『沖縄ディープインパクト食堂』、『オキナワマヨナカ』(ともにアスペクト)、
『沖縄バカ一代 ②』、『さすらいの沖縄伝承男』
(ともに林檎プロモーション)、『沖縄の島へ全部行ってみたサー』
(朝日文庫)ほか多数。

ISBN:9784779121388
出版社:彩流社
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年07月
発売日:2015年07月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ