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もはや宇宙は迷宮の鏡のように

著:荒巻 義雄

紙版

内容紹介

書き下ろし、SF大長編最新作!

 荒巻義雄本人が「遺書」として書いた超大作!

 時空を超えた壮大なマニエリスム量子論を刮目せよ!

本作は、荒巻義雄メタSFの代表作
『白き日旅立てば不死』『聖シュテファン寺院の鐘の音は』
につづく白樹直哉三部作の最終巻である。

特別書き下ろし解説=学魔=高山宏(大妻女子大学教授)

帯文は、SF批評家=巽孝之(慶應義塾大学教授)


【作品冒頭部分】

 ふと浮かんだ〈臨終〉という言葉を、女は打ち消す……
 
 ひとつの魂の転移が迫っている……


『白き日旅立てば不死』、その14年後の世界を描いた
『聖シュテファン寺院の鐘の音は』、
時空を転移した白樹直哉の臨終の瞬間、彼の魂は、
何処へ転移しようというのか……

マニエリスムの第一人者、高山宏に
「混沌の只中にコンパスをもって自閉し、
生じつつある事態を却って怜悧に観察し、計量し、構築する
珍らかな知性タイプ、感性タイプをマニエリスム、
その族(やから)をマニエリストと呼ぶ」と言われた、
マニリスト=荒巻義雄の描いたマニエリスム量子論とは……!

著者略歴

著:荒巻 義雄
YOSHIO ARAMAKI.
あらまき・よしお
1933年小樽市生まれ。
早稲田大学で心理学、北海学園大学で
土木・建築学を修める。
日本SFの第一世代の主力作家の一人。
戦争シュミレーション小説『旭日の艦隊』、
『紺碧の艦隊』シリーズは空前のベストセラーに。
SF作品の代表作を網羅した
「定本 荒巻義雄メタSF全集」(全7巻+別巻)が
彩流社より刊行されている。
現在も札幌で作家活動を意欲的に続けている。

ISBN:9784779121104
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:485ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ