本は旅をつれて
旅本コンシェルジュの旅行記
著:森本 剛史
紙版
内容紹介
「不思議と夢がすべて叶ってきた」と幸せそうに話した森本さん。2014年9月22日永眠(享年65)。1970年、立教大学4年時、シベリヤ経由で欧州に行き、1年間旅行した。その経験がライターの原点だった。以来、紀行作家として130回の海外取材で約100カ国をまわった。執筆の主な媒体は「地球の歩き方」(ダイヤモンド社)「エアリアガイド」(昭文社)「シルクロード紀行」(朝日新聞社)などのガイドブック、「サライ」「週刊ダイヤモンド」「ウィンズ」「トランヴェール」「トラベルライフ」などの雑誌。代官山蔦屋書店がオープンしたのが2011年12月。オープン以来、この書店を特別なものにしたのはコンシェルジュの存在だ。お客さんからの質問やリクエストに応え、本のセレクトを手伝う。森本さんは旅本コンシェルジュとして、各地のガイドブックはもとより、旅へと誘う小説やノンフィクションが並ぶ棚を駆け巡り、おすすめの本を探した。世界事情や多種多様な本を知っていないとこの仕事は務まらない。「旅することは生きることそのもの」だったと語った森本さん。旅すること、書くことを仕事にした森本さんにとってコンシェルジュの仕事はまさに天職だったはずだ。そんな森本さんのライティングの「粋」を1冊にまとめる。
目次
(第1部)海外への旅
アメリカ、中国、オーストラリア、ハワイ、トルコ、
イスラエル、アルゼンチン、ウルグアイ、メキシコ、
アルメニア、オマーン、ミャンマー、アイルランド、
コスタリカなど。
(第2部)日本への旅
和歌山、岩手、栃木、長野、秋田など。