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桜坂恵理朱と13番目の魔女

著:大橋 崇行

紙版

内容紹介

ーー私は、ここにいる。それは間違いなく、たしかな現実だわ

小説家である主人公が、ネットワークを使った
コミュニケーション・システム「ELIS」をめぐって起こる
さまざまな事件を目の当たりにし、調査を進めていく……。
情報ネットワーク社会に潜む闇とは?

『妹がスーパー戦隊に就職しました』(スマッシュ文庫)、
『ライトノベルは好きですか?』(雷鳥社)の著者がはなつ、
ライトノベル最新刊!

【あらすじ】
冬のはじめ、一人の少女が変死体で発見された。
ネットワーク上やマスメディアでは、彼女の名前が桜坂恵理朱だ
という情報が、さかんに流れていた。その日、小説家をしている
葉山秀司(はやま・しゅうじ)が使っているネットワーク・システム
「ELIS」のアカウントに、1通のメッセージが届いていた。
そこには動画が添付されており、死亡が伝えられている少女の
凄惨な死体の様子が映し出されていた。そのメッセージの送り主は、
「13番目の魔女」を名乗る人物である。
しかもそのメッセージは、秀司の友人である田上梨愛(たうえ・りあ)
のところにも、ほとんど同じものが送られていたらしい。
 田上梨愛から相談を受け、事件の真相が「13番目の魔女」から
送られてきた秘密めいたメッセージに隠されていると考えた秀司は、
それ以来、自分の担当編集者である赤城知佳(あかぎ・ちか)の
手を借りて調査をはじめるが……。
 次々と「魔女」たちが死んでいく中で、明らかになっていなかった
「12番目の魔女」、その正体とは……。

著者略歴

著:大橋 崇行
1978年生。作家、ライター、国文学者。
上智大学大学院修了(修士)後、総合研究大学院大学修了。
博士(文学)。国文学研究資料館研究員を経て、
岐阜工業高等専門学校一般科目(人文)科助教。
著書に
『遥かに届くきみの聲  双葉文庫』
(大橋崇行 著、双葉社、2020年)、
『小説の生存戦略  ライトノベル・メディア・ジェンダー』
(大橋崇行、山中智省 編著、青弓社、2020年)、
『どうする?どうなる?これからの「国語」教育  
 大学入学共通テストと新学習指導要領をめぐる12の提言』
(共著、紅野謙介 編、幻戯書房、2019年)、
『浅草文豪あやかし草紙 メゾン文庫』
(大橋崇行 著、一迅社、2019年)、
『世にも奇妙なストーリー 影彷徨う町 5分後に起こる恐怖』
(共著、西東社、2018年)、
『西條八十集  人食いバラ 他三篇 少年少女奇想ミステリ王国1』
(大橋崇行 校訂、…

ISBN:9784779119750
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2014年02月
発売日:2014年02月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ