特攻・さくら弾機で逝った男たち
「破られた遺書」を追って
著:山下 昭
紙版
内容紹介
破壊力の大きい新式爆弾=さくら弾を搭載した四式重爆の特攻機──機体の軽量化のため、計器類を必要最小限にし、自衛の銃器類の装備も無く、前頭部と尾翼の一部にはベニヤ板を使うという“人間爆弾”──がさくら弾機だ。
本書は、さくら弾機に乗って散った兄の足跡を追って、家族、特攻隊員たち、出撃基地、
交流した人たちの過去と現在を辿ったフォトドキュメンタリィ。
目次
はじめに
1 清泉閣はめぐる
2 母の死
3 破られた遺書と不可解な模様
4 南方戦線への出動
5 重爆特攻作戦
6 特攻隊員の心理をさぐる
7 九州展開
8 朝倉高女生との交流
9 さくら弾機放火事件の謎
10 出撃
11 さくら弾機の不時着
12 鳥浜トメさん
13 慰霊の旅
14 波上宮の丘に立つ親子
15 母の遺した納経帳16 平和の礎いしじ
17 山頭火の句碑
18 願主が私で、代参者が母
19 天人菊
解説「沖縄特攻作戦とさくら弾機」………林えいだい