The Complete Works of George Eliot
ジョージ・エリオット全集 3
フロス河畔の水車場
著:ジョージ・エリオット
訳:植松 みどり
紙版
内容紹介
「ずっとそんなふうに自分を苦しめたままでいることはできないよ──」
生きることへの深い洞察とリアリズムの融合した英国小説の真髄、新訳で登場。
【作品のあらすじ】
19世紀、大英帝国として栄華を極める前夜のイギリス田園地帯。製粉と酒造を生業とするタリヴァー家で、個性豊かな少女マギーは父と母、そして誰よりも愛する兄トムと暮らしていた。しかし穏やかで牧歌的な生活は、裁判敗訴をきっかけにした父の死により一変してしまう。父の怨敵に激烈な復讐心を燃やす兄。マギーは宿敵の息子フィリップから激しく純粋な恋情を向けられ、その心に応えたいと願いながらも、しかし兄との絆を断ち切ることはできない。追い打ちをかけるようにマギーの心は、いとこルーシーと婚約寸前の恋人スティーヴンとの狂おしい愛に揺れ動く。人として生きるのなら過去の絆を断ち切るわけにはいかない──少女マギーの葛藤が英国社会の日常を背景に辿られ、当時の知性と現実を描き出す英国小説の傑作。
ISBN:9784779117435
。出版社:彩流社
。判型:A5
。ページ数:616ページ
。定価:6000円(本体)
。発行年月日:2022年08月
。発売日:2022年08月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT。