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若林忠志が見た夢

プロフェッショナルという思想

著:内田 雅也

紙版

内容紹介

プロ野球選手による社会貢献の先駆け!
1949年末、プロ野球連盟分裂の際、若林は別当や土井垣ら主要選手を引き連れ阪神を離れ、新設された太平洋野球連盟傘下の毎日に移籍。リーグ分裂直後の1950年、太平洋野球連盟では毎日が優勝、セントラル野球連盟では松竹が優勝した。第1回日本シリーズは毎日が制した。監督・選手として優秀な成績をあげ、戦後の少年たちの善導のため、野球を通じた受刑者の更生に尽力した若林忠志。現在、ゴールデン・スピリット賞で選手たちによる社会貢献は知られているが、戦後の貧しい時代に少年たちの健全な育成や受刑者更生の一助として彼は身銭を切って支援したのだった。若林の思想と行動を、子息及び関係者らへの深い取材を通して伝え検証する。

目次

1章・少年刑務所の「若林杯」争奪戦
2章・阪神タイガースの礎
3章・猛虎の初代エース
4章・戦争を乗り越えて
5章・戦後復興
6章・2リーグ分裂
7章・社会貢献
8章・阪神へ帰る

著者略歴

著:内田 雅也
うちた・まさや 1963年2月和歌山市生まれ。桐蔭高校、慶應義塾大学から1985年スポーツニッポン新聞社入社。アマチュア野球、近鉄、阪神担当などを経て1997年デスク。2001年ニューヨーク支局長。2003年編集委員(現職)。2004年から『広角追球』、2007年から『内田雅也の追球』のコラムを執筆。

ISBN:9784779115844
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:344ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2011年01月
発売日:2011年01月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SF