宮崎湖処子伝
甦る明治の知識人
著:木村 圭三
紙版
内容紹介
明治期中期に『帰省』でベストセラー作家に。その後、徳富蘇峰に見出され「国民新聞」などで活躍。後年の聖学院教授、宗教家としての活躍と、天皇主義への不可解な傾斜…。戦後忘れ去られた知識人の生涯を、詳細な史料探索で復元する初の評伝!
目次
目 次/宮崎湖処子伝――甦る明治の知識人
口絵
はしがき
第一部 少年時代から上京へ
第一章 少年時代――寺子屋・小学校・漢学塾・福岡中学
第二章 東京専門学校時代
第二部 民友社時代
第一章 民友社時代1 『帰省』習作時代
第二章 民友社時代2 『国民新聞』での活躍
第三章 民友社時代3 論争する湖処子
第四章 若き湖処子夫婦――服部家宛て書簡と葉書集
第五章 小説と詩の概観
第三部 聖学院時代
第一章 聖学院神学校時代1 ディサイプルス派入信前後
第二章 聖学院神学校時代2 活躍する宗教家
第三章 聖学院神学校時代3 終わりの始まり
第四部 『電報新聞』と『国民評論』時代
第一章 『電報新聞』時代
_第二章 『国民評論』時代
第五部 苦闘と混乱の晩年
第一章 苦闘と混乱の晩年1 生真面目なキリスト教出版物
第二章 苦闘と混乱の晩年2 狂ったのかそうでないのか
第三章 苦闘と混乱の晩年3 霊性革命を唱える宗教家
あとがき
年譜
書簡・葉書一覧
人名索引