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ピリタ、カルヤラの少女

著:カアリ・ウトリオ
訳:目莞 ゆみ

紙版

内容紹介

少女から女性へ…壮絶に生きる姿を描くフィンランドの大河ドラマ! 奴隷に売られたフィンランド人少女に何が起こったのか。水の砦に守られた伝説の富豪商業都市国家ノヴゴロド・ヴェリキイ陥落を中心にその謎に挑む歴史小説。

目次

我らを赦したまえ   新生児  無辜の顔
ノヴゴロド・ヴェリキイ、偉大なるノヴゴロド
 アヴラアモフ家 1469
 アフィム 1470
黒い平民 1470

ナタリア
 アルセニ神父 1471
 シェロン河畔の戦い 1471
 聖ユリタの日 1471

大 公
 皇女ゾエ 1472
 友人ボリス 1475
 ヴォルホフ大橋で 1477 ―1478
ヴィエナの地
 郭公峡という名の街 1478
 鮭林の館 1478
 カルヤラ子孫五門閥 1478

 トゥルヤ湖畔 1478
 イマンドラ湖 1478
 ヒビナの精霊 1478一1479
 ラップの商人 1479

帰郷の旅路
 逆流へ 1479
 ゴート商館 1479
 祖父の館 1479

訳者あとがき

著者略歴

著:カアリ・ウトリオ
カアリ ・ウトリオ(Kaari Utrio) 1942年ヘルシンキ生まれ。1962年ヘルシンキ女学院卒、1967年ヘルシンキ大学修士、1995年~2000年文学部教授、ソメロ在住。フィンランド女性の考え方に大いに影響を与えたベストセラー作家として有名。1968-2008年に64に上る作品を上梓。ラリン・パラスケ研究でカレワラ女性ラリン・パラスケ賞(1996)、母と子のための作品へのフィンランド助産婦奨励賞(1999)を含め11以上の文学賞受賞。百科事典的著作『ベラドンナ、美の系譜』(2001)、『家族の本』(1998)、『エエヴァの娘たち』(1984)、『ファミリア、ヨーロッパの家族の系譜』(全六巻)1995-1997年等のライフワークにフィンランド百科事典刊行賞(2002)。出版社アマニタを経営。趣味はアムネスティ・インターナショナルの活動。

ISBN:9784779113789
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:414ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2008年09月
発売日:2008年09月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB