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あきづしま 大和の国

甦る縄文の思想

著:大谷 幸市

紙版

内容紹介

巧緻な土偶や土器と縄目文様には縄文人の“高度”な数学的意識の裏付けと再生観があった。異色のアプローチで、知られざる日本人の精神的ルーツとアイデンティティを古代大和に脈打つ縄文の思想と知恵に見る。

目次

序のことば    石楠薫
はじめに
発見! 縄文土器にメビウスの帯
渦巻文の語る古代史
縄目文様一の謎
縄目文様が物語る生命誕生の原理
検証! メビウスの帯
メビウスの帯の生命誕生の原理と再生観 ほか
発見! 土偶にメビウスの帯
メビウスの帯を被った土偶
しめ縄状文様は百八十度のねじれをもっているか
縄文を解く七五三縄
歴史を塗り替える土器
卍字形と逆卍字形の意味
大森貝塚の土器に描かれるメビウスの帯 ほか
ハート形土偶の謎
歴史を超えて伝えられたハート形卵
縄文のビーナスの謎
人体に隠されていた渦巻文
遮光器土偶の謎
円接正多角形の土偶
ミミズク土偶の謎妬
綾杉文をもつ土偶 ほか
×と+の謎
縄文人の考えた×形とは伽
縄文人の考えた渦巻文の合体パターン
渦巻文と正多角形は、なぜ合体したのか
縄文土器に発見される○形と□形の秘密
波状ロ縁土器にみる正多角形と渦巻文の融合
渦巻文と円接正多角形について ほか
壼はなぜ作られたのか
壷と渦巻文の関係
「ひさごと壷」の関係
ひょうたんから壼
ひょうたん伝説と桃太郎伝説
縄文人の信仰と土器づくり
井戸尻遺跡の縄文文化
三千年の時空
蛙と蛇について
湾曲した菱形の意味
鋸歯文の意味 ほか
神と雷のお話
神と雷を結ぶものは何か ほか
福田銅鐸の「眼」と古代エジプトの
 「ウジャトの眼」
眼形と渦巻きの関係について
S字トンボと逆S字トンボに遭遇した縄文人 ほか
帝は蔕なり
円接正多角形は神であった
メビウスの帯から生まれたしめ縄状文様
縄文時代と弥生時代・古墳時代を結ぶもの
八角墳の誕生 ほか
あきづしま 大和の国
あとがきにかえて—縄文を解く七五三縄

著者略歴

著:大谷 幸市
『1943年名古屋に生まれ、少年期を渥美半島で過ごす。『古代史の海』同人。「考古学文献を読む会」会員。著書に『謎の古代文様 渦巻きは神であった』(彩流社、2007年)、『謎の古代図形 前方後円墳の真相』(彩流社、2007年)、『古代渦巻文の謎』(三一書房、1995年)、『古事記に隠された幾何学』(六興出版、1992年・三一書房 1995年)、『国作り神話と大和三山』(大和書房、1991年)、『実在した幻の三角形』(大和書房、1987年)、『古代史を解く三角形』(中日出版社、1982)がある。愛知県北名古屋市、在住。http://www.joumon-uzumaki.com

ISBN:9784779113253
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:278ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2008年02月
発売日:2008年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ