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韓国三人詩選

金洙暎・金春洙・高銀

著:金 洙暎
著:金 春洙
著:高 銀

紙版

内容紹介

独裁政治の暗い時代に芽吹きつつあった民主(あるいは民衆)詩人の魁となった金洙暎と金春洙。そして二人の後を受けた高銀は、民主化運動に身を投じ、韓国民主詩人の系譜を創り上げた。清冽な詩情とたくましい詩魂が表出する戦後の韓国を代表する詩人の傑作選集。

著者略歴

著:金 洙暎
1921年、ソウル生まれ。1945年、『芸術部落』誌に「朝廷の歌」を発表し、活動を始める。1949年、朴寅煥(パクインファン)らとともに詩集『新しい都市と市民たちの合唱』刊行。1959年、単独での処女詩集『月の国のいたずら』刊行。1968年、逝去。1974年以降、作品集・全集などが盛んに刊行される。1978年、『金洙暎詩集—巨大な根』(姜舜訳、梨花書房)。
著:金 春洙
1922年、慶尚南道統営(忠武)生まれ。1948年、詩集『雲と薔薇』刊行。1982年、『金春洙全集』(全2巻)など。1992年『韓国の現代文学6詩』(姜尚求訳、柏書房、一部翻訳)。2004年、逝去。
著:高 銀
1933年、全羅北道群山(クンサン)生まれ。1958年、『現代文学』誌の推薦で文壇デビュー。1984年、高銀詩全集刊行。1987〜1994年、叙事詩『白頭山』刊行。万海文学賞、大山文学賞、中央文化大賞など受賞。邦訳に「詩人における四・一九革命」(『第三世界の民衆と文学・・韓国文学の思想』所収、金学鉉編訳、社会評論社、1981)『華厳経』(三枝壽勝 訳、御茶の水書房、1995)『朝鮮統一への想い』(神戸学生青年センター出版部、2001)「アジアの自然と文学 東アジアにおける自然と文学を考える」(山里勝己・高田賢一ほか編『自然と文学のダイアローグ 都市・田園・野生 国際シンポジウム沖縄2003』所収、彩流社、2004)『「アジア」の渚で 日韓詩人の対話』(対談・評論収録。吉増剛造との共著、藤原書店、2005)『高銀詩選集 いま、君に詩が来たのか』(金応教編、青柳優子・金応教・佐川亜紀訳、藤原書店、2007)などがある。

ISBN:9784779113123
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:231ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2007年11月
発売日:2007年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB